通信制高校に通った32人の体験談

30歳男 通信制高校を選んでよかったのか、後悔したのか

現在30歳
独立して、会社を設立して零細企業の社長です。

社長というと「大学に入って経営学を学んで~」というイメージですが、私は高卒(通信制)です。

何故通信制を選んだのかというと…。

当時私は17歳、全日制高校の2年生でした。

お世辞にも頭がいいとは言えず、中学では最下位グループ。

当然希望した高校へは入れず、名前を書けば受かると言われる地域最底辺の全日制高校へ進学しました。

地域最底辺というだけあって当時はとても荒れた学校でした。

消火器を撒くわ非常ボタンを押すわガラスを割るわイジメ(ほぼリンチ)は起きるわ散々でした。
誇張抜きです。

なんとか1年は穏便に過ぎ、2年に進級して数ヶ月…。

同じ中学から進学してきた友人たちがよそよそしくなってきました。

新しい環境で新しい友人ができ、その友人たちと遊んでいた、ただそれだけなのだとは思うのですが、話しかけてもいまいちな反応しかありません。

段々と話の出来る人が減っていき、夏休み明けに不登校になりました。

そんなある日、同じ中学から別の学校へ進学した友人が休学をしていて、いつの間にか通信制の高校へ転学していたのです。

そこで初めて通信制高校というものがあることを知ったのです。

さすがにこのままズルズル行って中卒になってしまうのはマズい。
環境を変えよう。
話を聞いてすぐ思い立ち、親に頭を下げました。

さあこれでバラ色の高校生活だ!!と当時は思っていましたが…。

現実はそんなに甘いものではありませんでした。

1年生の単位を引き継いで転学の手続きが出来たおかげで、必要な単位を取ること自体はかなり楽でした。

私が入学した学校は、あまり年配や20歳を超えるような人はおらず、ほぼ同世代の人たちでした。

スクーリングと呼ばれる登校日に登校し、1教科につき授業を年に5~10回程度うけ、定期的に授業内容に沿ったレポート(小テストのようなもの)を提出。

それによって単位を取得していくというシステムです。

実際授業を受けてみると、隣になった人とコミュニケーションをとるわけでもなく、相変わらずの独りぼっち。

誰かが話しかけてくれるわけもなく、学校行事、体育の授業。
全て独りでした。

中には友人グループが出来たり部活をする者もいたようです。

結局卒業まで友人はできませんでした。

独りに慣れていたからいいものの、コミュニケーション能力がない人にはなかなか厳しい世界なのかもしれません。

合わせて登校をサボらない強い心。

どうしても残りの単位が減ってくると授業の間隔が空いてくるのでサボりがちになってしまうんです。

「全日制みたいに毎日行かなくていいなら楽じゃん?」

そんな甘い考えで通信制を選んだら間違いなく留年します。

通常1年かけてやる授業を圧縮して受けるんです。

勉強だって普通より頑張らないと追いつきません。

自己管理能力を鍛えるいい機会なので、通信制を選んだ人は是非頑張ってほしいです。